便利屋の仕事はシーズンごとに需要が変わる

便利屋の仕事は、水回りのトラブル、留守中のペットの散歩や食事の世話など、年間を通して一定数ある仕事もありますが、季節によって仕事内容は変動があります。つまり日本の年中行事にあわせて需要が変わるということです。

 

ですから便利屋開業時より季節の需要をしっかり捉え、チラシなどでお客さまに提案することで売り上げはぐっと伸びます。

 

この記事では、シーズンごとに需要がある便利屋の仕事について一例を挙げておきますので、参考になさってください。

 

春に多い便利屋の仕事

日本の春といえば、転勤、新生活に伴う『引っ越し』です。

 

引っ越しの手伝いはもちろん増えますが、引っ越しを業者に依頼した方からも、それに付随する仕事はかなり依頼があります。

 

たとえば引っ越し時にでる『不用品処理』、お子さんが一人暮らしを始めた後の親世代の家の『家具の移動』、『エアコンの取り外し、取り付け』などですね。

 

そして引っ越しの見積もりの依頼を受けた際は、必要と思ったらいっしょに不用品処理やリフォーム、ハウスクリーニングの提案をしてみても良いでしょう。お客さまに喜ばれることも多いですし、受注単価も上がります。

 

また顧客に複数の不動産会社を抱えておりますと、この季節は引っ越し後の『ハウスクリーニング』や『リフォーム』の依頼も増え、かなりの稼ぎ時となります。

 

「不動産会社とご縁をつなぐにはどうしたらいいのでしょうか?」

 

という質問をたびたび受けますが、答えはシンプルです。

 

ぜひチラシを手渡ししてください。ただポストに入れておくだけよりも、勇気を持って定期的にチラシを手渡しした方が、ご縁がつながる可能性がぐっと高くなります。

夏に多い便利屋の仕事

夏にとにかく多いのは、『草刈り』『枝切り』です。とにかく植物が威勢よく伸びる季節ですから。

 

個人のお宅からの依頼もありますが、『広い土地を管理している方』からの依頼が多くあります。宗教法人の駐車場、境内地、大きな団地などは管理者自身で草刈りをするというよりはプロに頼むことが多いです。

 

『草刈り』や『枝切り』で注意したいのは、その場所にレアな植物があるか確認すること。

 

私は以前、某有名洋菓子店の庭の草刈りの際、レアなブルーベリーの苗を誤って抜いてしまったということがありました。こういったうっかりはお客さまに大変なご迷惑をおかけしてしまいますし、保険がきかないことも多く、仕事が赤字になってしまうことなることもありますので、くれぐれも気をつけてください。

 

 

また蜂の巣などの『害虫駆除』が増えるのも夏です。スズメバチの駆除などは、危険を避けるために、必ず害虫駆除の防護服を着用することを強くオススメします。「蜂の巣駆除 服」のようなワードで検索すれば、ネットでもたくさん出てきます。

 

スズメバチの駆除に関していえば、人によっては生命の危険もある仕事になりますので、スズメバチの生態について勉強しておくことも必要でしょう。

 

参考:スズメバチの総合サイト

 

蜂アレルギーの抗体検査をし、必要に応じて事前に対策をしておくことも必須です。

 

そしてなんといっても夏に増えるのは、『エアコンクリーニング』です。

 

エアコンを使いはじめのときは、やはりエアコンの清潔さが気になるものです。これは暑くなる前にチラシで、「そろそろどうですか?」と提案しておきましょう。

 

エアコンといえば、夏は『エアコンの取り付け』の仕事もなぜか増えます。「新しいエアコンを購入したなら、買ったお店に取り付けを依頼するのが普通では?」と思うのですが、「新しいエアコンを取り付けしてください」という依頼もけっこう多いんです。

 

購入したお店に頼んだら、工事が混んでいて日程が思いの外 先になってしまうということなのでしょうか。はっきりとして理由は分かりませんが、エアコンの取り付けはとにかく増えます。

秋に多い便利屋の仕事

秋も夏に引き続き『草刈り』は多いです。台風がらみの仕事も増えますね。アンテナを直す、雨どいを直すなど、台風によって破損したものなどを修繕する仕事が増えます。

 

あと秋だけではありませんが、お彼岸、盆暮れにはお墓の掃除という依頼もあります。

 

面白いところでは、人気の幼稚園の受付(先着順で入園できる)に、前夜から並んでほしいというのもありました。春、秋の結婚式シーズンには、『結婚式の代理出席』というのもありましたね。

 

これらは一例ですが、便利屋の仕事というのは『何でもあり』です。チラシで『相談しやすいキャラクター』、『親しみやすいキャラクター』を作っておくことで気軽に相談や依頼をしてくださいますので、ぜひチラシ作りに工夫をしてみてください。

 

冬に多い便利屋の仕事

日本の年末には『大掃除』という習慣があります。よってハウスクリーニングの依頼は自然と増えます。

 

「家をキレイにしてお正月を迎えたい」と、ほとんどの方が思っていらっしゃいますし、その中には、「プロの技術でピカピカにしてほしい」、「大掃除はしたいけれど、なかなか時間が足りない」という方も多いです。

 

以前は「家事を他人に頼むのは罪悪感がある」、「もったいない」と思う方も多かったのですが、「プロにお任せ」という方が年々増えていく傾向にあります。

 

また、大掃除に伴う『家具の移動』、『障子や襖(ふすま)の張り替え』もこの季節に需要があります。

 

このように年末に依頼が多い『ハウスクリーニング』ですが、年を越すとやはりぐっと依頼は減ります。12月からチラシなどで「年始のハウスクリーニングを割引する」などの提案をし、対策しておきましょう。

 

雪の多い地域や異常気象による大雪の際は、『雪かき』も多くなります。異常気象により普段雪が降らない地域に大雪が降った年は、ホームセンターから雪かき用のスコップが品切れになるということもありました。

 

「雪かきの依頼があっても道具がない」という事態に陥らないように、雪が降ったら早めに雪かきの道具はそろえておくことをオススメします。

 

あと年末はなぜか『引っ越し』も多いです。

 

年末の面白い仕事といえば、『サンタクロースになってプレゼントを渡す』という依頼もあります。

 

家のドアの外にプレゼントと「プレゼントを渡すときのメッセージ」を用意しておいてもらって、サンタクロースに扮した便利屋がお子さんにプレゼントを届けるという仕事です。

 

とある便利屋さんはこの仕事が口コミで団地中に広がり、クリスマスイブの夜は「サンタクロースに扮して団地中を全力疾走!」というのが、毎年の行事になってしまったという方もいらっしゃいます。

 

一晩でやらなければならないので件数が多いと大変ではありますが、こういうほほ笑ましい仕事はがんばりがいがありますね。

 

以上が、季節ごとに増える便利屋の仕事です。

 

 

まとめ

これは一般的な例ですが、地域によっていろいろ変わると思います。その季節ごとに、自分のエリアのお客さまが何を必要としているのか、潜在的なニーズは何なのか、想像力を働かせて考え、チラシなどで提案することで売り上げは必ずアップします。

 

そして、便利屋はうまく立ち回ることで、閑散期をなくすことが可能な職業です。

 

便利屋を開業当初からこのことを心がけておくと、季節ごとに思い出していただけてリピートにもつながります。ぜひ取り組んでみてください。