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集客はポスティングが1番

便利屋開業を考えたとき、ほとんどの方が一番心配に思うのは、

 

「ちゃんと集客できるのだろうか?」ということではないでしょうか。

 

  • どんなに便利屋のスキルがあっても
  • どんなに良い人柄でも
  • どんなに情熱があったとしても

 

集客の方法を間違ってしまったら、お客様からの依頼は来ないのです。もったいないですよね。それではどんな集客をしたら、お客様が途絶えずにやってくるのでしょうか。

 

それは、ズバリ『戦略的なポスティング』。便利屋になってから20年試行錯誤した結果、ポスティングが1番だというのが結論です。

 

実は便利屋の集客というのは、特に特別なことをするような難しいものではありません。きれいなホームページを開設したり、きれいなチラシ作成したりするよりも、チラシ配りに専念するのが1番確実かつ効果的です。

 

私が普段行っている効果バツグンのポスティング方法や、やってみたけどダメだった失敗談なども隠さず公開しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

※すでに開業していて便利屋のウェブ集客に本気で取り組みたい方はこちらのフォームに必要事項をご記入お願いします。サイト運営者より連絡させていただきます。

 

ポスティングの4つのメリット

ポスティングは集客の基本

 

便利屋の集客の基本はチラシのポスティングです。開業当初はとにかくこれに集中してください。そして業者へポスティングを依頼するのでなく、ご自分でやってください。

 

なぜならポスティングには、単なる集客だけでなく、便利屋を発展させるためのいくつかの効果があるんです。それは主に以下の4つです。

 

  1. 地域に住んでいる人、地理がよく分かる
  2. 相見積もりになりにくい
  3. 仕事の効率化ができる
  4. 仕事のパートナーとして組める職人が捜せる

 

それではひとつひとつ詳しく説明しましょう。

 

地域に住んでいる人、地理がよく分かる

自分のエリアにどんな人が住んでいるのか知るというのは、便利屋の仕事をするに当たって大切なことです。

 

たとえば高齢者が多い地域では買い物代行などの需要がありますが、若い方が多く住んでいる地域ではその需要はあまりありません。

 

庭がある家からは草刈りの依頼はきますが、アパートやマンションにお住まいの方から草刈りの依頼は来ません。

 

集合住宅の草刈りは、管理組合か不動産屋さんの管理になるからです。

 

このようにどんな人がお住まいかによって便利屋の仕事の需要は異なりますし、時期によっても異なります。

 

そうすると配るチラシの内容もおのずと違ってきます。求められている仕事をチラシに載せた方が、断然反応率が良くなるからです。

 

自分のエリアの人たちが配られたチラシを見たときに、「自分に関係がある内容だ!」と思っていただけると、チラシを捨てずにとっておいてくださるのです。

 

ポスティングをしながら「この地域ではどんな仕事が求められているのか」想像を膨らませて、チラシ作りに生かしましょう。

 

また何度も歩いているうちにエリアの地理が頭に入ってきます。地理をよく分かっていると移動時間を短くでき、仕事を効率よくこなすことができます。

 

地理を熟知しているというのも、売り上げをのばしていくためには必要なことなのです。

 

相見積もりになりにくい

ネット集客や電話帳集客の場合、相見積もりになることがほとんどです。インターネットでの買い物は「価格の比較検討」がしやすいですし、職業別電話帳に載せた場合も同業者がずらっと並んでいるため、相見積もりになるケースが多いです。

 

相見積もりになってしまうと、ほとんどの場合、価格の安い方が選ばれます。また、お客様から無理な値引き交渉をされることもあります。

 

そのためなかなか適正価格での見積もりを出しづらく、結果的に仕事の利益率が低くなってしまいます。

 

しかしチラシ集客の場合は、相見積もりになるケースはほとんどありません。

 

特にコミュニケーション型のチラシをポスティングしている場合は、会う前に人間関係が発生しているため、「仕事を頼むならこの人に!」と思ってくださっている方がほとんどです。

 

無理な値引きを要求されることも少なく、自分が適正と思う価格で仕事を受注できます。

 

仕事の効率化ができる

自分でチラシをポスティングするとなると、いきなりそう広い地域にはチラシを配れません。そのことをデメリットに思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は反対なのです。

 

便利屋は、いきなり仕事エリアを広げてしまうと仕事の効率が悪くなります。移動時間ばかりが多くかかり、1日にたくさんの仕事ができなくなってしまうのです。

 

ですから開業当初は、できるだけ狭いエリアで多くの仕事ができるように顧客開拓をしていったほうが、売り上げを伸ばしやすいのです。

 

「エリアコントロールが難しくなりがち」という理由で、開業当初はネット集客もあまりおすすめしません。

 

ウェブページを作ってすぐには集客が難しいというのもありますが、ネットを通しての依頼はどうしても遠方からになりがちです。

 

そうすると移動時間が長くなってたくさんの仕事ができなくなります。また、他にもちょっと不都合なことがあるんですね。

 

便利屋を開業したばかりで仕事が慣れないうちは、忘れ物、現場で足りない工具に気づくことも多くあります。

 

その際に現場が遠いと取りに戻れません。また何か足りない物があったときに、近所でしたら どのホームセンターに何があるか分かりますが、遠方ですとそうもいきません。

 

まずは近隣から足固めするのがおすすめです。

 

仕事のパートナーとして組める職人が捜せる

便利屋が依頼を受ける仕事の中には、専門家がやった方が良いものもあります。

 

たとえば障子の張り替えくらいならプロと素人の差は出にくいですが、襖(ふすま)の張り替えははっきりと差が出ます。畳の表替えともなるとプロに頼まなければ不可能でしょう。

 

そういったプロでなければできない仕事の依頼を受けた際、私はプロの職人に仕事を依頼して紹介料をいただいています。

 

そんなとき仕事を依頼する職人さんは、確かな技術を持っていて仕事熱心な方が良いですよね。ポスティングは、そんな職人さんと縁をつなぐチャンスでもあります。

 

職人さんの仕事場に配る際はチラシはポストに入れるのではなく、手渡しして「便利屋を始めました。

 

どうぞよろしくお願いいたします。」とごあいさつしましょう。

 

そのときの職人さんの応対で人柄が分かりますし、話ができるようになって距離も縮まれば仕事ぶりも分かってきます。

ポスティングの失敗あれこれ

ポスティングはいろいろな方法を試しました。

 

あるフランチャイズは、「チラシを封筒に入れて、『●●様』と宛名を書いてポストに投函すると町内会のお知らせ風に見えて読んでくれる」というので実行してみたのですが、手間が掛かるばかりで反応はいまひとつでした。

 

管理人さんがいるマンションはポスティング禁止のことも多く、何とか突破したくて電気メーター検査の女性にポスティングをお願いしていたこともありましたが、申し訳なくてたびたびはお願いできず、こちらも効果はありませんでした。

 

「たくさん配れば依頼もたくさん来るのでは?」とポスティング業者に依頼したこともありましたが、反応は0。業者を変えても同じでした。

 

ポスティング業者の方もきちんと配ってくれているとは思うのですが、実際には、アルバイト一人一人がちゃんと配っているかどうかは、管理しきれていないようです。

 

実は、ポスティングのアルバイトをしていた方の不要品処理をしたことがあるのですが、その際に『配っていない大量のチラシ』を処理しました(苦笑)自社のチラシではありませんでしたが…、苦い思い出です。

 

 

まじめにポスティングしてくれる人は 自社以外にいるのか?

便利屋の仕事が軌道に乗ってくると、「ポスティングしたくてもできない」という時期がやってきます。

 

もしポスティングを依頼するなら、業者ではなくて信頼できる30代〜40代の主婦の方がおすすめです。

 

子どもが幼稚園や学校に行っている間の好きな時間に配れるようにしてあげると、ほんとうにまじめに配ってくれます。

 

配ってもらうチラシにマジックでマークを付けておいたり、配る地域を決めたりしておいたり、誰が配ったか分かるようにして成果報酬を上乗せすると、さらにまじめにポスティングしてくれます。

 

 

消費者金融から学んだ 効果的なポスティングとは?

試行錯誤を繰り返すうち、ポスティング効果を上げる『ある方法』を発見しました。ヒントは消費者金融のチラシ配り。といっても別に過激なものではなく(笑)、単純で誰でもできる方法です。

 

実は私、街金のポスティングのアルバイトをしていたことがあるんですね。

 

通常、ポスティングのアルバイト料というと1枚1円が相場なんですが、街金のポスティングは1枚10円。なんと通常の10倍なんです。しかも反応率も通常のポスティングの10倍らしいです。

 

「なぜ?何が違うの??」って思いますよね。

 

違うのは配り方だけです。しかも簡単!誰でもできます。

 

商店街のお店に「こんにちは〜」って入っていって、「これ、見ておいて下さい。よろしくお願いします〜」とチラシを手渡しするだけ。

 

そのチラシを配った後に消費者金融の営業方がセールスに伺うと、ポストにチラシを入れただけの時よりも、ものすごく成約率が高いのだそうです。

 

チラシは読まれることなく捨てられている

 

ここから分かることは、『ポストのチラシのほとんどは、読まれることなく捨てられている』ということです。すごく労力をかけて配っているのに、もったいないですよね。ちゃんと必要としている方に届けないと。

 

そこで私もできる限りまねをしてみました。1件1件ピンポンするのはさすがにお忙しいところ失礼なので、庭に出ている奥さん、立ち話をしている奥さま方、商店街の方など、手渡しできる方にはなるべく手渡しするようにしたのです。

 

そうするとやはり反応率が上がりました。何度も配っているうちに、会話できるようになる方もできて、そんな風に徐々に距離を縮めていくと親近感が生まれ、依頼に結びつくことも多かったです。

 

また、お客様と距離が縮まるとリピーターになってくださったり、紹介してくださったりということも増えます。

 

商店といえば、特に不動産屋さんは必ず従業員の方にチラシを手渡ししてください。ご縁がつながると、水のトラブル、空き室掃除、草刈り、リフォームなどなど、不動産屋さんから たくさんの依頼があります。

 

そればかりに頼ってしまうのも良くないのですが、何件かパートナーとなる不動産屋さんがいると、便利屋の経営は安定してきます。

 

手渡し。簡単なことですから、ぜひやってみてください。

 

チラシの反応を100分の1に上げるテクニック

 

今、私がポスティングしているチラシの反応率はだいたい400〜500枚に1件ですが、少し手の込んだことをすると、100枚に1件まで反応率を上げることもできます。

 

その方法とは、「チラシがポストに入っていたかどうか、聞く」。それだけです。

 

具体的な方法は、こうです。

 

まずチラシをポスティングします。

 

その翌日以降、ポスティングした家のインターホンを押して、「すみません!ちょっとお尋ねしたいのですが、ご協力お願いします!」とお願いします。

 

このとき「ご協力お願いできませんでしょうか?」ではなく、「ご協力お願いします」と言い切ってください。

 

言い切ることで断られる確率が下がり、相手の方から出てくる言葉は、「何でしょう?」「何を?」になることが多くなります。

 

そしてチラシを見せながら(インターホンのカメラ越しでも)、「うちのチラシをポスティング屋さんに頼んで配ってもらったのですが、ぜんぜんお問い合わせがなくて、心配になって●●町の皆さんに協力していただいています。

 

このチラシ、見覚えがありますか?」と、困っている風に聞きます。

 

こういう風に伺うと、「どうやら売り込みではなさそうかな。困っているようなので協力してもいいかな」と思われる方が、意外といらっしゃいます。

 

 

このとき対応してもらえなくても、仕事の依頼に結びつくこともある

 

「ごめんなさい。ちょっと忙しいので」という答えが返ってきたら、

 

「ご協力ありがとうございます!ポストにチラシを入れておきますので、よろしければごらんになってください。お忙しいところ、ご協力感謝いたします。失礼します」

 

と感謝を伝えて帰ります。

 

もしこのときに好印象を与えることができれば、チラシを見てくださる確立がグンと上がります。

 

先ほども申し上げましたが、『チラシというのは、配ってもほとんどが見てもらえていない』というのが現状なのです。まずは見てもらわなければ、依頼には結びつきません。

 

 

チラシを見てもらえる確率を4〜5倍に上げる方法

もし玄関に出てきてくださった方がいらしたら、感謝の言葉を伝えて「このチラシなんですけど」とチラシを見せてください。

 

返ってくる言葉は、「覚えていないな〜」「分からないな〜」「私は見ていないけど、家族が捨ててしまったかな〜」というのが多いと思います。よほど特徴あるチラシでない限り、『入っていたか、いないか』言い切れる人は、ほとんどいないと思います。

 

答えが返ってきたら、「そうですよね〜。●●(相手が言った言葉)ですよね〜」と共感して、ちょっと困った顔をしてください。

 

もしかしたら どんなチラシか興味を持ってくださる方もいらっしゃるかもしれません。

 

もし仕事内容への質問をいただいたら、それに答えてください。質問がない限り、絶対に売り込みはしないこと。

 

お返事を伺ったら、「お忙しいところ、ありがとうございました。チラシをおいておきますので、よろしければごらんになってください。

 

ご協力感謝いたします。失礼いたします」と感謝の言葉を伝えて帰ります。

 

これだけでチラシを見てもらえる確立は4〜5倍にグンと上がります。ちょっと手間が掛かりますが、「売り上げが伸びないな〜」と思ったときにはおすすめです。

 

 

反応率の高いチラシを作れば、集客はがぜん楽になる

ポスティングの方法についていろいろ語ってきましたが、『反応率の高いチラシを作る』というのもとても大切なことで、探求すると終わりがありません。

 

私はフランチャイズ起業しましたので、はじめはフランチャイズ本部で用意したチラシを配っていました。

 

チラシ作りのプロ、広告代理店がサイズ、デザインを考え抜いて作ったチラシです。

 

それでもチラシの反応率は、1,500~2,000枚に1件のお問い合わせがある程度。チラシを1万枚配ったとしてもお問い合わせの電話は5〜6件ほどです。

 

「プロが作ったチラシだから反応率は高いはず」と考えてしまいますが、実は、広告代理店、印刷業者が作るチラシの反応率は決して高くないのです。

 

そして「プロ以上のチラシを素人が作ることは不可能なのでは?」とも考えがちですが、それも間違いです。

 

私は現在、自作のチラシを配っていますが、その反応率は400〜500枚に一件で、プロのチラシ以上の反応率です。

 

 

出会う前からお客様に愛され、信頼されてしまう チラシ作り

チラシに関しては何度も何度も作り直し、反応率の統計をとって試行錯誤しました。その結果、出来上がったのが今の手書きのチラシです。

 

初めてお客様に会うときには、もうすでにお客様が私のファンになってくれている。そんなチラシを作れるようになりました。

 

私のチラシは、一般的にいわれている売れるチラシのセオリーとは違っています。

 

『チラシ=セールス』とは考えず、『チラシはお客様との人間関係を育てるもの』と考えています。試行錯誤の後、そういう風に発想を転換して繁盛店になりました。

 

「安いから」、「お得だから」で選ばれていると、もっとお得なお店が出てきたら乗り換えられてしまいますが、お客様との間に信頼という絆があればそんなことは避けられます。

 

こう書くとチラシ作りが何か難しいもののように感じてしまうかもしれませんが、ちょっとしたコツさえつかめば誰でも簡単にすぐ書けます。

 

私のセミナーではこのチラシのテンプレートをお配りしているのですが、それを使って生徒さんが作ったチラシもフランチャイズのチラシの4〜5倍の反応率。

 

それ以上の反応率となった方もいらっしゃいます。嬉しいことです!チラシの反応率が上がれば集客はものすごく楽になります。

ポスティングできない場所の3つの集客方法

実際にポスティングをしてみると分かると思うのですが、『ポスティングできない場所』というのもあります。たとえばポスティングがNGになっている管理人さんがいるマンションやアパートなどです。

 

そういった場所は、以下の3つの方法で集客を考えます。

 

  1. 電話帳同梱サービス
  2. 職業別電話帳に掲載
  3. フリーペーパーの活用

 

電話帳同梱サービス

電話帳は全戸配布です。その電話帳を配るときに一緒にパッケージで配ってもらうのです。

 

これは1枚5円と通常のポスティングよりも高額ですが、反応はあります。ものすごく高いわけではありませんが、足が長い。長い期間にわたってポチポチと依頼があります。

 

職業別電話帳に掲載(事務用電話を契約している方のみ)

電話帳に掲載ということで信頼度は上がりますが、同業者がずらっと並んでいるわけですから、相見積もりで価格を比べられる場合も多いです。

 

このときは利益が出ないような無理な値引きをしないこと。必要以上の割引を要求するお客様は、あとあと面倒なお客様になることが多いです。

 

フリーペーパーの活用

それから私はエリアが対象外なのでやったことはないのですが、フリーペーパーの『ぱど』も反応率がよいと伺っています。

 

エリア内で『ぱど』が配られているのであれば、試しても良いかもしれません。

 

https://www.pado.co.jp/lp/post11-2

 

以上が、私が20年間で試したポスティングとチラシ作りです。私が成功したものを実行なさればあなたの成功も近くなりなすし、失敗したものを避ければ回り道はすることは無いはずです。集客と業績アップのお力になれれば幸いです。

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